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映画現場100ぺん

映画館で観た映画について語ります

ズートピア―街で絶対会う人が最大級にキュートな形で存在するズートピア

Believeと申します。映画を観ることを趣味としています。映画館で映画を観るのが好きです。映画館で観た映画について語っていきたいと思います。(ラストのシーンについて言及していますお気を付けください)

 

第一回目はズートピアです。

動物達が人間世界と同じように暮らすズートピア。肉食動物と草食動物が共存をするような夢の世界でうさぎのジュディは初の警察官に任命される。ニンジンを生産する田舎町から大都会ズートピアに出てきたジュディは意気揚々、仕事への意欲を燃やしているが警察はくまやカバ、体が大きくて力のある動物の仕事と相場が決まっている。小さなうさぎは厄介者として重要な事件を扱うチャンスすら与えられない。そんなときに大量の失踪事件が発生。ついにジュディはこの事件を調べることになる。与えられた時間は48時間。ジュディは事件を解明することができるのか。監督は『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワード監督と『シュガー・ラッシュ』リッチ・ムーア監督です。

 

 

街で絶対会う人が最大級にキュートな形で存在するズートピア

どの動物も街であう、誰かを思い出させるのですが、それでいて動物しか、持たないかわいらしいアクションを持ち合わせていて、かわいい!かわいい!を連発してしまいます。ねずみちゃんが銀行からきれいに整列して出てきたり、ナマケモノちゃんが陸運局で想像を絶するマイペースぶりをみせたり。こういう表現をディズニーにやらせたら、心がどこまでもいやされ、ハッピーになること間違いなし!これだけをみるだけでも十分価値ある一本です。

 

差別の世界、個性の世界。ズートピアが描く人間の社会。

しかしこの作品のすごさは、動物を見せながら、人間社会そのものを表現していることにあります。様々な動物はそれぞれの良いところ、悪いところをもっています。そのせいで、偏見をもたれることもあります。個人そのものをみようと思っていても、動物の種別が偏見を生みます。個の動物として好きになろうとしても、この種の動物って肉食だからという思いがとっさに出てきて、思うように信用することができません。誰かと自分は違うと思うときにそこには差異ではなく差別が生まれる瞬間がある。誰かと違うことが関係に上下を作ってしまうことがある。そしてそこに偏見が生まれる、ズートピアは優しく差別と個性はなにが違うのかを問いかけ、そしてラストに多種多様な動物の世界がどれだけ豊かな世界なのかを言葉ではなく、映像と音楽で強烈に語り掛けます。誰かと違うことは素晴らしい。そこにあるのは排除ではなく、寛容の世界。今、アメリカが自身に問う、そして世界に問う問題がこの作品には込められているような気がします。