映画現場100ぺん

映画館で観た映画について語ります

植物図鑑 運命の恋、ひろいました―驚愕!岩田君とファンのコール&レスポンス

はい、今日は「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」です。この前の「オオカミ少女と黒王子」から、引き続き、直球恋愛ストーリーですね。有川浩さん原作ものです。いや今回は劇場で観る楽しさを存分に味わいましたよ。

 

不動産会社に勤めるOLのさやか(高畑充希)は、仕事もプライベートも満たされることがない毎日を送っていた。そんなある日のこと、さやかは家の前で倒れている男を見つける。おなかをすかせているという男に勢いで、カップラーメンを与え、勢いで一晩の寝場所をあたえてしまう。次の日の朝、さやかは朝食の匂いで目が覚める。久しぶりに手作りの朝ごはんを二人で食べる喜びを感じ、またまた勢いで、男に自分と同居しないかと持ち掛ける。家のない男・樹は「半年」という期限付きで、同居することとなるが、さやかが同居人について知っていることは樹という名前だけ。苗字もどこから来たかも知らない。くったくなく笑う樹を見ていると、それ以上なにも聞き出せなくなってしまう。彼と庭いじりをしたり、山菜をとりにいったりと、今までに感じたことのない満たされた気持ちになっていく、さやかだったが、次第に、樹に惹かれはじめていく。

 

 

高畑充希ちゃんの狂いに注目

どSものから、今回は子犬系癒し系男子の登場です。すべてにしつけの生き届いた、お行儀のいい男子、その上、料理を始め、家事全般を笑顔でこなしてくれるのです。あまりに完璧過ぎて、さやかちゃんが冒頭で「樹、お小遣いいるよね」と言い出すときに、おいおい、スムーズにひもになるのか?と一瞬どきりとしましたが、樹君、お小遣いはねだりません。そこは深夜のコンビニバイトをして小遣いを稼いでいます。ますます理想的!理想的なのに欠点は二つ「全く彼についてなにものかわからないこと」そして「いつ、いなくなるかわからないこと」。こんな不安要素と引き換えにさやかちゃんは加速度的に樹君を好きになっていきます。樹君がいなくなったときの高畑充希ちゃんの狂いにご注目を「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でも情緒不安定な恋愛弱者を演じていましたが、今回の高畑充希ちゃんの狂いもかなりの痛さに仕上がっています。高畑充希ちゃんって基本明るいけど、こういう暗部を持ちながら明るいから複雑な役をこなせるんだなと女優高畑充希の力量を改めて感じさせます。

 

岩田君ファン悶絶!「きゃ~」「いや~」会場でみる醍醐味

会場は女性が多いですね。岩田剛典君のファンの方が多いのでしょうか?ただの同居人であった二人が、あることをきっかけに突然急接近するシーンがあります。その時の岩田君のセリフがこちら「引き金引いといて忘れるとか、都合良いこと言うなよ!」ファンじゃないけどキャーって心の中で思った!確かに思ったよ。でもねでもね、ファンは音声になって「キャー」って叫んでたよ。いや正直ビビりました。ここまでストレートに映画館で感情を出す人々(一人じゃない、複数いたんです)。映画祭でとかありますよ、会場みんなで笑ったりすること。でもこういう感情のほとばしりが映画館で見られるとは。岩田君の笑顔にキャー。岩田君のシーツにくるまってる姿にイヤー。まさにコール&レスポンス!EXILEファン恐るべし!岩田君の再現力ばっちりです。そして、やっぱり映画館っていいなと思った、日曜の夜でした。