映画現場100ぺん

映画館で観た映画について語ります

ルーム―息子は絶望の中の大切な同志なのか?それとも憎むべき監禁男の遺伝子を引き継ぐものなのか?

はい、本日は『ルーム』です。最近、監禁されていた女性の話があったりしましたが、監禁で生じる、社会と隔絶された世界の不思議な生活と、そこから放たれた時に起きる目もくらむような社会の目まぐるしさについての物語です。

 

物語は、5歳になったばかりの男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)がすむ部屋から始まる。小さな男とその母親の会話は普通の親子の会話のようでもあるが、二人が住むのは外から鍵がかかった納屋の中。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も前から監禁され、この7年の間に出産を経験し、その子供を育てていたのであった。生まれたときからこの閉鎖空間で育った息子にとっては、テレビと母親から聞く話が社会とつながる小さな窓口であり、ほとんど社会とふれることなく成長していたのだ。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、ジャックのせまい部屋から脱出させようと計画する。ジャックはジョイの思惑通り、部屋を脱出することができるのだろうか。そして外の世界にふれたジャックに世界はどう映るのだろうか

 

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関西ジャニーズJr.の目指せドリームステージ!

はい、本日は関西ジャニーズJr.の目指せドリームステージ!です

 

京都、太秦撮影所のご当地アイドル「小姓ズ」は結成5年。新メンバーである水上風太(西畑大吾)を迎えたところだったが、市の助成金を打ち切られて解散の危機に追い込まれていた。新メンバーである風太の目にも売れない理由はすぐわかる。ライブでグダグタなトークを続けるだけ。お客さんはちらっと見て帰っていってしまう。ミュージカルスターを目指して脱退した、元メンバーの成瀬満(中山優馬)は「あかんで、こんなところにいたら。」と真剣な顔で風太にアドバイスする始末。その一方、マネージャーの橋口武彦(室龍太)は上層部にかけあって、5周年ライブで会場が満員になったらグループを存続できるように約束を取り付けた。お客さんを呼ぶアイデアを考える5人。日常生活を歌って踊る「とりあえずなミュージカル」を考えた5人は報道関係者の訪問日にゲリラ的に披露をし、タウン誌の目に留まる。タウン誌に小姓ズが掲載されるとお客さんは激増!!!小柳翔吉(向井康二)はメンバーに呼び掛けてもっと完成度の高い舞台を目指そうと呼びかけるも、メンバーは忙しくて、練習に時間をかけない。次第に観客は離れていき、あせりを感じた小柳はメンバーと激しくぶつかる。5周年ライブは成功するのだろうか?そして小姓ズは存続するのだろうか?

 

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暗殺教室~卒業編~ー複雑な原作を予習してから観るか、純粋に二宮和也君をめでることに徹するか

はい今日は暗殺教室~卒業編~です。

 

前回、地球を破壊すると宣言しながら、椚ヶ丘中学校の落ちこぼれ学級ENDのE組と言われた3年E組の担任となった殺せんせーと、政府から殺せんせーの暗殺依頼を受けた生徒たち。新学期を迎え暗殺のタイムリミットが迫る中、同じクラスの茅野カエデが暗殺者として正体を明かします。それを受け、殺せんせーは自らの過去を語ることとなります。死神と呼ばれる暗殺者だった殺せんせーは弟子に裏切られた結果、研究所に捕らえられ、天才科学者柳沢の実験台として利用されています。その実験とは反物質と呼ばれる莫大なエネルギーによる人体の改造。人体に反物質を組み込むと、反物質のパワーに対応するため、体は柔軟な物質に変化し、触手のようになり始めるのでした。茅野カエデの姉で、柳沢の婚約者である雪村あぐりはこの実験の監視役に任命されていました。ずっと付き添っている中で、あぐりはやがて死神と心を通わせるようになります。しかし柳沢は反物質が地球を破壊する可能性があるので死神を処分するように指示をし、それを知った死神は暴走。あぐりにも致命傷を負わせてしまいます。殺せんせーの過去を知ったE組の生徒たちは殺せんせーを殺すことにためらいを感じることになります。E組は暗殺を続けるのか?暗殺は成功するのか?

 

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ちはやふる上の句 -広瀬すずちゃんのひたむきな姿を煮詰めて濃縮した姿がたまらない

はい、本日の映画はちはやふる上の句です。

綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は幼なじみ。新に教わった“競技かるた”でいつも一緒に遊んでいる。千早は新の“競技かるた”に懸ける「かるたで日本一、いや世界一になる」という夢に魅了されるようになる。やがて、新は家の事情で、故郷の福井へ戻り、三人は離れ離れに。高校生になった千早は、新に会いたい一心で“競技かるた部”創部を決意、高校で再会した太一とともに、部員集めに奔走する。呉服屋の娘で古典大好き少女・大江奏、小学生時代に千早たちと対戦したことのある、競技かるた経験者で“肉まんくん”こと、西田優征、太一に次いで学年2位の秀才・“机くん”こと、駒野勉を必死に勧誘、なんとか5名の部員を集め、創部に成功。初心者二人がいながらも、全国大会を目指して練習に励み、東京都予選に臨む。部員で幼馴染の太一は偶然を装っているが、千早のためにトップクラスの進学校からわざわざ千早のいる瑞沢高校に編入していた。それほどまでに千早を思っていても、思いを伝えることができない。それは新の存在があるからだった。千早と新のかるたを通じてうまれた絆を強く感じていたからだ。東京都決勝戦。プレッシャーの中、委縮してしまうメンバーたちは決勝戦を勝ち抜くことができるのか。そして千早は再び、新とかるたを競い合うことができるのだろうか。千早、新、太一の関係はどう変わっていくのだろうか。

 

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ヘイトフルエイト-濃い顔の顔相撲を楽しむ一本

映画館という現場から映画を楽しみたいBelieveです。

 

本日は『ヘイトフルエイト』です。

賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンはお尋ね者3人の凍った死体をたずさえて誰かが通りかかって拾ってくれるのを待っていました。馬車の客は、同じく賞金稼ぎのジョン・ルース。ゴツい腕にはめた手錠の先には、連行中のデイジー・ドメルグがつながれています。ドメルグは1万ドルもの賞金をかけられた重罪犯の女で、犯罪者らしくさんざん悪態をついています。マーキスは馬車に乗せてもらえることになるが、迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地であるうまいコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でも揃っているミニーの紳士洋品店へ向かうこととなります。しかしミニーの店にはミニーはおらず、メキシカン、絞首刑執行人、老将軍、カウボーイが吹雪をしのいでいた。偶然集まった8人だが、言葉を交わしていく中で憎しみがうまれ、小屋の中の緊張は次第に高まっていく。『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』のクエンティン・タランティーノ監督が手掛ける密室ミステリー。種田陽平さんががプロダクション・デザインを手がけている点も注目ですね。

 

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ズートピア―街で絶対会う人が最大級にキュートな形で存在するズートピア

Believeと申します。映画を観ることを趣味としています。映画館で映画を観るのが好きです。映画館で観た映画について語っていきたいと思います。(ラストのシーンについて言及していますお気を付けください)

 

第一回目はズートピアです。

動物達が人間世界と同じように暮らすズートピア。肉食動物と草食動物が共存をするような夢の世界でうさぎのジュディは初の警察官に任命される。ニンジンを生産する田舎町から大都会ズートピアに出てきたジュディは意気揚々、仕事への意欲を燃やしているが警察はくまやカバ、体が大きくて力のある動物の仕事と相場が決まっている。小さなうさぎは厄介者として重要な事件を扱うチャンスすら与えられない。そんなときに大量の失踪事件が発生。ついにジュディはこの事件を調べることになる。与えられた時間は48時間。ジュディは事件を解明することができるのか。監督は『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワード監督と『シュガー・ラッシュ』リッチ・ムーア監督です。

 

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